スパムの歴史とGoogleのスパム対策を紹介します


スパムとGoogleの対策を解説

このページでは、 主な検索エンジンスパム手法(詳しい仕組みまでは解説しません)、 Googleに代表される検索エンジンのスパム対策、 SEOやスパムの今後の予想 を書いています。

すでに、スパム急増の大きな理由の1つは、アフィリエイト(アフリエイト)の大流行ですよと説明しました。検索エンジンvsユーザー(特にアフィリエイター)の戦いを具体例を挙げてみてみましょう。

代表的なスパム手法

有名なスパムの方法をまとめます。カッコ内は現在の状況です。たとえば、(退化)となっていれば、すでに検索エンジンが対応して流行を過ぎたことを意味します。

キーワード詰め込み・出現率調整・出現距離:(退化)
上位表示したい単語を不自然なほど大量に記載したり、望ましいとされる出現率やキーワード間の距離に調整する手法。

タグスパム:(退化)
検索結果の上位に表示したいキーワードを「強調タグ」で不自然なほど何度も囲む。

コメントスパム:(緩やかに退化)
ブログのコメント欄などに、自サイトのURLを含めて大量のサイトへコメントを投稿する行為。
双方向のコミュニケーションが可能になったブログの普及に合わせて流行した代表例です。

ほとんどの無料ブログで、nofollowタグ(リンクの価値を激減させる)導入して収束。
現在では、自サイトをアピール(アクセスアップ)させるための手法として続いています。

隠しテキスト:(中国で全盛期^^)
検索エンジンにだけ読ませて、人間に読ませない手法。
中国のサイトでは、大学などの教育機関系であっても、このようなスパムをしている場合があります。おそらくウェブサイトを作ることになった学生が行っていると考えられます。

例:
背景と同色の文字で隠す。
メタタグやaltタグ(画像説明用)にキーワードを詰め込む
CSS(スタイルシート)やMARQUEE(マーキー)タグでマイナス設定などをする
文字の大きさを人間が読めないほど小さくする

リンクファーム(いたちごっこ継続中(笑))
ネットの変化に合わせて、少しずつブームが変化しているスパム行為です。

主な手法としては・・・
1.中小検索エンジン、自動登録型リンク集、ブログのコメント欄への大量登録・投稿
2.大量のバックリンクサイト(サテライト;衛星サイト)作成して上位表示したいサイトへのリンク
3.SEO業者・被リンク業者でリンク購入(有料リンクスパム)

少しずつ変化しつつも、退化しないのは、大きな理由があります。
従来も、今後も大きく変化しない評価指標が、被リンク(バックリンク)だからです。
正確には、リンクといったほうがいいかもしれません。要は、自サイトから貼るモノ(発リンク)と他サイトから自サイトへ貼ってもらうモノ(被リンク)ですね。

重要度は下がっても、ゼロになったり、激減することはないと考えられます。
リンクは、「引用」とも取れますし、そのサイトの価値を評価するバロメータとして優秀なんですね。

検索エンジンの今後予想:コンテンツ重視のサイト構築・運営(コンテンツSEOと呼ばれます)をしつつ、適度なリンクも必要であるといえます。

Googleのスパム対策

さて、前述したスパム手法に対するGoogleやBingの対策を紹介しましょう。

検索アルゴリム(評価手法プログラム)は、生き物のように日々変化しています。Googleの公式発表によると、マイナーチェンジも含めると1年間に500回ほどシステムを変化させているとのこと。

この更新作業の中で、新たに出てきた手法への対策も行っているようです。

そして、メジャーチェンジも不定期に実施されます。代表的なモノは、パンダアップデートです。現在は欧米を中心に導入されていて、日本では本格的に始まっていないといわれています。

ただし、いつ投入されるか、実はすでに一部が投入されているのか、正確な状況は分かりませんが、そのような変化にも対応できるように準備しておきたいところです。

Googleのペナルティ

主なものとしては、フィルタによる順位下落、インデックス削除、ドメインペナルティなどがあります。

発動手法は、2つあります。
第1に、アルゴリズムによる自動対応。プログラムにひっかかった(スパムやペナルティの対象になる)サイトやページの検索結果順位を大幅に下げます。フィルタに捕まるともいいます。

これは、修正作業をすると、いつのまにかペナルティが解除されます。

第2に、手動ペナルティです。これがタチが悪い。Google社員が実際にサイトを閲覧して、発動させています。該当箇所を修正して、再審査リクエストをして、社員がOKするまでペナルティは解除されません。

ユーザー参加によるスパム排除の試み

Googleではネットユーザーの通報やメールによる事前警告も行っています。
いずれも、ウェブマスターツールを介することが多いです。

通報では、品質・技術などのガイドラインがあり、それに違反したサイトを通報するよう求めています。特に、最近では、「有料リンク」の取り締まりが厳しい状態ですね。

一方、該当ユーザーに対する事前警告も行っています。
いわゆる、警告メールです。数十万単位で警告を送り、修正されない場合は「アウト!」になる可能性が高いです。

3月21日に不自然リンクの警告メールを受けたサイトが約20日で全滅した例もあるので、速やかに対応したいところです。もちろん、そういうメールが送られないようなサイト運営が重要です。

スパムは淘汰されない!

これまで、ユーザー側の手法、検索エンジン側の対策を書いてきました。
気になるのは、今後も続くのか?ということです。

結論から書くと、スパムをめぐるGoogleなどの検索エンジンとユーザーの戦いに終わりはないと考えています。

というのも、スパムは、自動車の進化と良く似ていると管理人は考えています。

自動車の性能は毎年進化しています。事故は減少傾向にあるし、リッター当たりの走行距離はあがっています。トヨタがリッター60kmのハイブリッド(HV)車を発表しています。

でも、事故はゼロにはなりません。
人間が存在するからです。

SEO対策やスパムは、これと同じ仕組みといえます。
多少は減少するだろうし、スパムは難しくなるだろうけど、ゼロにはならない。

検索エンジンが進化(改善)すれば、網の目をくぐるように、抜け穴をみつけて対応する人間が登場します。いたちごっこは永遠になくならないといえるでしょう。

  

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