アフィリエイト全盛期時代の検索エンジンへの影響を考察する


アフィリエイト大流行の影響

公平にサイトを評価したいGoogleと少しでも上位表示したユーザーの果てしなき戦いは、アフィリエイトの流行で激化しました。

2000年代以降のGoogle最大の対策は、アフィリエイトや上位表示のためのスパム対策といえるでしょう。これらの背景にあるのは、ほとんどがアフィリエイトです。

つまり、アフィリエイトサイトが検索エンジンに影響を及ぼすようになりました。

アフィリエイト(アフリエイト)とは?

そもそも、アフィリエイトとは何なのか。少し説明します。
簡単にいうと、広告収入です。ネットが普及する前は、企業などの法人が広告を打ち、収益をあげていました。自社が販売する書籍・雑誌に広告を入れる、テレビ・ラジオのCMなども含まれます。

言葉的には、アフィリエイトでもアフリエイトでも問題ありませんが、前者の単語が一般的かもしれません。

しかし、インターネットの登場で一変します。

ウェブサイトに広告を貼り、閲覧者が利用すると収益が発生するアフィリエイトが流行しはじめました。新しい広告形態の1つが登場したといえます。

そのアフィリエイトの大流行には、2つの大きな理由があります。

1つは、個人でも参入可能なことでした。ウェブサイトやブログだけあればOK。つまり、参入障壁がなくなったといえます。

2つ目は、無料でも行えること。無料で会員登録をして、無料で広告を選んで、無料でウェブサイトを作って(独自にドメインを取得し、有料のサーバーを利用する場合もあります)、無料で広告を貼って、収益をあげることができるのです。

その結果何が起こったかというと、アフィリエイトサイトの急増です。

アフィサイト急増による低品質サイトとスパム急増

具体的な流れを考えてみます。
①アフィリエイト流行:新しい広告形態(個人でもできる)
②サイト数急増
③低品質サイトも急増
④上位表示合戦(スパム的手法、被リンク集め)
⑤Googleを始めとする検索エンジンが③、④に対し、随時対応(アルゴリズムの改善)

③、④には、被リンク目的だけの内容が皆無のサイトやアフィリエイトの商品紹介だけのサイトが含まれます。これらのサイトの急増には、サイトを量産するためのツールやそれに付随するワードサラダサイト(日本語の羅列で意味不明な文章)があります。

また、著作権侵害も当たり前のように発生しています。たとえば、他サイト(個人やニュース記事)のコピペ(無断転載や肖像権侵害など)、RSSから記事内容を集めて構築、商品データ(CSVデータ)を用いてページ量産などです。

これらは、Google社のデータベース容量を圧迫するかもしれないし、何よりリソースの無駄遣いに過ぎません。また、低品質サイトを上位表示していては、Google検索の信頼度も下がる可能性があります。そうなると、顧客離れが進んで収益に悪影響を及ぼします。こういうこともあり、本気で取り締まったり、対策を取っているといえます。

具体的には、Googleのスパム対策(有料リンク販売の取り締まり強化)といった手動的対応と思われる対策をしています。 また、アルゴリズムを改善して、コンテンツ重視(コンテンツSEO)を重視・強化しつつあると思います。

検索結果画面でのユーザー行動がスパム急増の理由

「1ページ目に表示されないのは、サイトが存在しないのと同じ」。
業界で指摘されることが多い言葉の1つです。

これは事実に近いですね。ユーザーのほとんどが1ページ目(特に上位数サイト)くらいしか見ません。2ページ目に行くくらいなら、検索しなおすことが多いのです。

まとめると・・・
実際にはウェブ上にサイトは存在する
でも、ユーザーが訪問することはほとんどない
他者が閲覧しなければ、「存在しない」のと同じ
だから、上位表示が必要だ、というわけです。

どんなに素晴らしい内容でも、社会的に意義がある主張でも、他者に閲覧されることがなければ、存在価値がない。厳しいけれど、これが現実になっています。

でも、アンチスパム(反スパム)的なサイト作りで自然に上位に表示される。検索エンジンもユーザーもサイトオーナーも喜ぶサイト構築をしたいところですね。

  

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